マメ知識

投稿日:2018年9月4日 更新日:

台風の時は長靴でOK?NG?災害時の靴について知ろう

台風や豪雨など、異常気象が多い昨今の日本。
不安定な天候の中で登下校するお子様のことを思うと、パパ・ママとしては心配ですよね。
今回は、そういった悪天候時にどのような靴を履かせればいいのか、迷っているパパ・ママの参考になれば幸いです。

 

台風や豪雨=長靴が最適、とは限らない?

昔から、雨風が強い日の靴は「長靴」が常識でした。
しかし、昨今の豪雨をふまえると、一概にそうとも言えないようです。

「水が入って、重たくなる」

 なぜ長靴をはくと危険なのか。被災地支援に取り組む名古屋市のNPO法人「レスキューストックヤード」の担当者は「長靴の高さより水位があると、水が入ってきて、重たくなる。水に強いと思われがちな長靴だが、逆に足手まといになってしまう」と説明します。

「水の深さにもよるが、大雨のような水位が上がる可能性がある時は、長靴をはかない方がいい」

引用元:withnews

このように、雨量が激しいときに長靴を履いていると、長靴の筒の中に水が入ってきてしまうという危険があるのです。しかも、道が浸水していて混濁している場合などは、水の中に鋭利な石や木の枝なども混じっている場合があり、これらが水と一緒に長靴の中にはいってきてしまったら…考えただけで恐ろしいですね…。
では、どんな靴を履けばいいのかというと、おすすめなのは紐がしっかり結べるスニーカーです。「紐がしっかり結べる」というのがポイントで、これは水の中で靴が脱げることがないようにするためです。浸水した状態で避難しなければならない場合や、風がある場合などは靴が流されてしまうことも念頭に入れて靴を選びましょう。

 

脱ぎ履きしやすいから…といって、サンダルはNG!

道路が浸水した場合など、脱ぎ履きしやすいからと、避難時にとっさにサンダルを履かせる方もいらっしゃるようですが、これはNG。
サンダルは履きやすいぶん、脱げやすくもあります。
また、滑りやすく、転倒しやすい点も無視できませんよね。
足の表面が外に出ているので、ただでさえ怪我をしやすいのに、道が浸水した場合、その水中には流されてきたものが浮いている可能性があります。中には割れたガラスや鋭利な石など、危険なものもあるかもしれません。避難している最中に、もし履いている靴が脱げてしまったら、それらで足の甲のみならず、足の裏まで切ってしまう可能性があり、大変危険です。
避難時はしっかりと履けるスニーカーがおすすめです。濡れてしまいますが、非常時の安全性には代えられません。また、万が一水に溺れたときもスニーカーは役立ちます。スニーカーは水に浮きやすい浮力体なので、履いているだけで浮きやすくしてくれます。そのような場合の備えとしてもおすすめです。ちなみに、教科書が入ったランドセルも浮力体だそうです。

 

避難は雨風が強まる前に。悪天候になってしまってからは…

台風などで学校が休校になって、子供たちが登下校するのは大概、台風が近づいてくる前の静かな状態のとき。その理由は、子供を安全に帰宅させるためにほかなりません。
もし、子供たちが帰宅して、いざ避難しようとした時、もしすでに外が暴風雨だった場合は、あえて避難せず、家から出ないというのも被害を最小限に留めるコツ。無理をして避難することでかえって事故に巻き込まれる可能性もあります。
また、テレビ中継などで見知った場所の状況が映ると、つい気になってしまうものですが、外に出るのは絶対NG。テレビ中継は、状況の深刻さを伝えるために行われているもので、「近づかくなという危険を伝えたくて放送している」ということを忘れないでくださいね。

 

長靴を履いていく場合も、避難用のスニーカーを持っていれば安心

雨が徐々にひどくなる可能性がある場合は、学校の登校時は長靴を履き、帰りはスニーカーを履く、という手段を取るのもいいかもしれません。子供のスニーカーは軽量なものが多いので、小さな子でも持ち運ぶのにそんなに苦労しません。雨が台風などの一過性のもので、翌日には通り過ぎる場合は、登校時に履いていた長靴を学校に置いてきてもかまわないかもしれません。
また、子供の足元を守るためという意味では、傘よりカッパを着せて登校させるのがいいでしょう。子供の背丈は大人より小さいので、車の水ハネなどで、足元のみならず腰のあたりまで濡れてしまう可能性もあります。そのうえ、傘しか持っていない場合、車の水はねにあった時など、とっさに傘で体をかばおうとして怪我をする可能性もあります。濡れないためにも安全性のためにも、カッパの着用はおすすめです。

いかがでしたか?
2018年は、9月4日時点で台風が21件発生しており、なんとそのうちの18件が6月から8月にかけて発生しています。なんとも災害続きですが、ぜひともこれを非常時の正しい知識を身につけるきっかけとして捉えられるといいですね。大事なお子様とも、これを機会に災害時の心得などを話し合っておくと良いかもしれませんね。

この記事の執筆者

上田 依里

上田 依里

読者の方に「こんな情報がほしかった!」と思っていただける、かゆいところに手が届く記事を書くのが目標です。 靴屋で働く経験の中で得た知識も書いていけたら良いなと思います。 お客様のニーズを探るため、まずはたくさんの記事(1日1記事!)を書くことから頑張ります♪

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