マメ知識

投稿日:2017年12月1日 更新日:

【知ってましたか?】子供靴をこまめに買い替えないと大人になった時の足が危ない

「子どもの靴ってすぐ小さくなって困っちゃう」「どうせまたすぐ小さくなるし、誰かに譲ってもらえないかな」と思っているパパ・ママへ。たしかに子どもの靴の買い替えは大変ですが、子どもの靴選びは大人になった時の足にダイレクトに関わる、とっても重要なことなんです(>_<)

 

安易なお下がり・使い回しは危険かも

「ほとんど履いていないから」と兄弟の靴を使いまわしたり、誰かのお下がりの靴をもらって子どもに履かせていませんか?洋服やおもちゃと違い、よく動き回る子供の靴は、見た目はまだまだ履けるようでもいつのまにか伸びて表記のサイズより大きくなってたり、靴底がすり減って斜めになっていることがあります。それに気づかないと、結果的に足に合っていない靴を履かせてしまうことになってしまうので、注意が必要です。基本的には靴は新品をおすすめしますが、どうしても古い靴を履かせたいという場合は、

1. 靴底がすり減っていないか

2. 靴の形が歪んでいないか

3. 左右の形が対称か

この3点を必ず確認してからにしましょう。

 

子どもが「靴がきつくて足が痛い」と言い出したら、すぐに新調を

子どもの足のサイズについてはこまめに気にして損はありません。というのも子どもの足は、0歳から3歳の間は1年に2cm~4cm、3歳から12歳の間は1年に1cmほどのスピードでどんどん大きくなるからです。でも、子どもが自分で靴を履けるようになってからは足のサイズを確認する頻度も減りがちです。いざお出かけの前に、「靴がきつくて痛い」なんて子どもが泣き出しちゃう事態になることも。そんな時は、「ちょっと我慢して」なんて言わずに、すぐに新しい靴を用意してあげましょう。子どもの足は成長過程のためやわらかく、つま先に余裕がない小さい・キツめの靴を履き続けると、足の指の形が曲がってしまいます。

「最初から大きめの靴を買えばいい」は危険!

ここまで読んで、「じゃあ、最初から大きめを買えばいいじゃない」と思っている方、要注意!実は、大きめ・ブカブカの靴を履くことも、足には不健康。理由は、足が靴の中で遊んだり滑りやすくなって転倒の原因になるからです。つまり、靴が大きすぎても小さすぎても、正しい歩行ができなくなる可能性があり、足に合ったサイズの靴を履くことはとっても重要なんです。

 

合わない靴を履き続けるとこのように足の形が変わります

外反母趾(バニオン)

外反母趾は、靴による足への圧迫によりおこります。

健康な足趾(そくし)は地面を蹴りだす時、外側に開こうとします。

しかし、小さな靴に足趾をいっぱいに入れて履き続けると、指は強い圧迫を受けて変形をはじめます。

そして、長い歳月をかけて親指が小指側に曲がり、中足趾節関節(ボールジョイント)が『く』の字に変形して指が開かない状態になります。

「b.足の機能/立つ」 で述べたように足の形は負荷の有無で大きく変化します。甲から土踏ますまでを十分に支えられない履物(パンプスなど)では、荷重がかかるとボールジョイント部のバネがつぶれて関節が横に拡がって(開帳足)しまいます。
それにより足が靴のつま先部の横幅よりも広がってしまうことも外反母趾の大きな原因になります。

変形が進むと関節に針が刺さったような痛みが起こります。重度の場合、激痛で歩けなくなることもあります。

この変形は小指側でも同様に起こり、内反小趾(バニオネッタ)と呼ばれています。

外反母趾の障害は足だけにとどまらず、からだ全体に及びます。

http://kutsuya.biz/talk_about_shoes_and_feet/entry-36.html
(引用元 アスレチックシューズいづみ・シューズセンターいづみ)

槌状趾(ハンマートー)

この写真では第2趾から小趾に掛けて関節が『くの字』に変形、固定化して『槌状趾』の状態になっています。

この写真では第2趾から小趾に掛けて関節が『くの字』に変形、固定化して『槌状趾』の状態になっています。

主に人指し指、中指、薬指の3つの指におこる足の傷害で、まれに親指や小指にもおこることがあります。

足の外反と伴に起こる足趾の変形です。各指を構成する3本の骨(つま先側から末節骨、中節骨、基節骨)の間の関節が、かぎ型に折れ曲がりその形のまま固まって伸展できなくなった状態で、金槌(かなずち)に似た形状に変形することからこうよばれます。

槌状趾は爪先に十分なトーボックス(余裕寸法、捨て寸)のない靴を履くと起こります。
パンプスやローファは甲を十分にサポートする機能がありません。そのため、靴を履くとき踵と爪先で靴を支えざるをえなくなります。従って爪先に十分なトーボックスを確保できません。

蹴りだし動作のとき爪先は前方にずれます。その際、トーボックスの少ない靴は足趾を十分に伸ばして中敷を十分に踏みしめることができなくなります。

中敷を踏みしめられなくなて空中に浮いてしまった指の筋肉は萎縮し、骨、靭帯などが退化して足趾は槌状に曲がり、動かなくなってしまいます。

外反母趾やハンマートーになった足は、本来指が負担すべき荷重をすべて中足趾節関節が負担することになります。

この状態が続くと関節のアーチがつぶれて平らになり(開帳足)、本来アーチの頂点にあって衝撃を受けることの少ないはずの第三中足骨頭の足底面が強く刺激されてます。

第三中足骨頭は他の中足骨の骨頭部より足底部の突起が大きいため皮膚を内側から強く刺激して、肉刺(マメ)、胼胝(タコ)、鶏眼(魚の目)などの原因になります。

http://kutsuya.biz/talk_about_shoes_and_feet/entry-36.html
(引用元 アスレチックシューズいづみ・シューズセンターいづみ)

浮き指

この写真では小趾が上方に変形し『浮き指』の状態になっています。

この写真では小趾が上方に変形し『浮き指』の状態になっています。

浮き指も靴による足への圧迫によりおこります。

小さな靴やつま先に十分な横幅の無い靴を履くと、前足部に体重をかけたとき足趾が十分に開く空間を確保することはできません。
そのため一部の指が宙に浮いたままの状態になり、固定化してしまうことがあります。
私は長年、この状態を『不接地趾』と呼んでいました。しかし、最近読んだ新聞記事で整形外科医が『浮き指』と書いていましたので、現在はこちらの名称を使っています。

小指または小指と薬指が浮いてしまう例が最も多く、重度の場合、5本ある足趾すべてが宙にうき、母趾球、小趾球を結ぶボールフレックスラインから後だけで立つ例も見られます。

『浮き指』の足は体重を支える基底面積が極端に小さくなることから、中足部から足根部に掛けての負荷が足趾を十分に接地できる足に比べ大きくなります。
そのため、歩行時や走行時に負荷の集中する中足骨の亀裂骨折や剥離骨折、跳躍での着地時、踵骨骨端部の骨折が発生しやすくなります。

また、基底部を支える三角形が小さくなることで着地時の安定性が減少し、足関節や膝関節によこほうこうへの負荷を生じさせます。この負荷が『くるぶし』や『ひざ』の障害の原因となります。

http://kutsuya.biz/talk_about_shoes_and_feet/entry-36.html
(引用元 アスレチックシューズいづみ・シューズセンターいづみ)

こだわりが強く、お気に入りの持ち物をずっと使いたがる子どもは、靴を新しくしようとすると、「前の靴を履き続けたい!」と駄々をこねることがあるかもしれません。でも、足の形が悪くなることで、将来、苦労をするのは子ども自身です。パパ・ママが健康な足を守ってあげましょう。

 

靴を試着する時は、親子で話し合いながら

子どもが新しい靴を試着する時は、足の指先に余裕があるか、パパ・ママが触って確認してあげましょう。また、「きつくない?」「おおきすぎない?」子どもに着用感を確認しながら、話し合って決めることも大事です。座った状態と立った状態では足先にかかる力が若干変わるため、立ったり座ったりその場で足踏みしてみたりして、慎重に選びましょう。「お店に行く時間がない」「お店だと子どもが歩き回って落ち着いて靴を試着させられない」そんな方はぜひ、インターネット通販を試してみてはいかがでしょうか。家の中で試着できるので、今持っている靴との比較なども出来て便利です。靴のニシムラなら交換も無料なので、ぜひ上手に利用してみてください╰(*´︶`*)╯♡

この記事の執筆者

上田 依里

上田 依里

読者の方に「こんな情報がほしかった!」と思っていただける、かゆいところに手が届く記事を書くのが目標です。 靴屋で働く経験の中で得た知識も書いていけたら良いなと思います。 お客様のニーズを探るため、まずはたくさんの記事(1日1記事!)を書くことから頑張ります♪

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